インドの深みへ
初めて「インドに呼ばれた」のは、大学卒業後すぐのことでした。インド・カルカッタ(現コルカタ)へ。画家の叔父一家ががインド全土を取材旅行でまわっているときに、途中から合流することになりました。カルカッタ→シャンティニケタン→パトナ→ラジギール→ブッダガヤ→ラクノウ→デリー・・・1ヶ月の行程でした。

学生時代よりヨーガに取り組んでいた私は、ヨーガの源流インドへ・・・と意気揚々と家を出発するも、成田でエアインディアは8時間遅れ。いきなり出鼻をくじかれました。
しかし、同じ飛行機の乗客に、日本山妙法寺大僧伽の小此木上人がいらっしゃいました。カルカッタの空港に叔父が迎えに来てくれる予定でしたが、私が一人でインドに向かう様子を見て、「何かあったらここにいらっしゃい」と上人は連絡先を教えて下さいました。当時はまだ携帯電話なぞありませんでしたし、インドでうまく人と会えるかどうかもわからなかったので、上人がいらして、とても心強かったことを覚えています。

ちなみに日本山妙法寺大僧伽とは、日蓮宗の一派で、藤井日達上人によって開かれました。インドにおいて、仏陀ゆかりの地に仏舎利塔を建立しています(日本では熱海にあります)。小此木上人は、ラジギールに建立された日本山妙法寺と仏舎利塔を守っていらっしゃる方でした。ラジギールには数々の岩山があり、仏陀はその中の一つ「霊鷲山(りょうじゅせん)」で、説法や瞑想をしたといわれています。

さて、無事にカルカッタへ到着し、叔父にも会え、ホッとしたのもつかの間。それから1ヶ月間、カルチャーショックの連続、おまけに猛暑(インドの4、5月は夏です)で、身も心もくたくたになり・・・帰国したのでした。

しかし! 疲れ果てた身体が癒えてくると・・・あぁーあのインドの臭い、子供達の輝く瞳、街中の喧騒etc、懐かしい、とインドの旅に浸る私がいました。「生きている」、という感覚が強く残りました。何か自分の中の原始的な部分を刺激されたのでしょうか。それから、インド留学も経験し、旅も7、8回と回を重ねることとなりました。

今、五木寛之氏『21世紀 仏教への旅 インド編』(講談社)を側に、あぁ、ここも訪れたなぁ、ビハールの道は相変わらずボコボコなのか、などと思いつつ、ここしばらく「インドに呼ばれていない」私は、そろそろ「呼ばれたい」、と心に念じているのであります。
2007年9月3日
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