寒い冬こそ身体を動かしましょう!
寒中お見舞い申し上げます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
先日、所要のため、北陸(富山県)に行ってまいりました。往路、越後湯沢の車窓から見る、晴れ渡った青い空と雪山の美しいコントラストは、日本海側に出ると、鉛色の空と海に・・・。北陸の人々の粘り強い性格の形成は、こうした寒い雪多い冬の気候が関係しているかもしれません(北陸に行くといつも、私は太平洋側で育った人間だな、と感じます)。
朝、玄関先の雪かきをして、ひと汗かきましたが、それとは対照的に、東京はめったに雪も降らず、冬はカラッとしたお天気が続きます。しかし、冷たい風はなかなかのものです。じーっと家にこもっていたいと思いますが、寒い冬こそ、身体を動かすことも、健康を保つ上で良いことと思います。
インド伝統医学のアーユルヴェーダでは、冬は寒さのために、身体のヴァータ・ドーシャ(風の要素)が悪化しやすくなります。ヴァータは冷性や乾燥といった性質をあらわします。
ヴァータを悪化させない方法としては、防寒する他に次のようなことが挙げられます。
(1)温かい物を食べる。冬は消化力がアップしている時期なので、カロリーのある「重性」のものをとってよい。
(2)運動をする。冬は体力がある時期です。
(3)オイルマッサージをする。冷たい風で悪化したヴァータを和らげます。
アーユルヴェーダでは、冬は体力・消化力が最も強い時期ですので、しっかり食べて運動することがすすめられています(クリシュナ・U・K]『アーユルヴェーダ健康法』春秋社より)。
ヨーガをやって、ぐっすり眠れるようになった、身体がのびた、身体がポカポカしてきた、イライラが少なくなった、といった感想がよく聞かれます。
ヨーガで身体を気持ちよく動かしましょう!
2009年1月17日
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