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インドのアーユルヴェーダ石鹸

洗面台の下を片付けていたところ、以前インドで購入した石鹸が色々出てきました。90年代(!)のもので古く、レトロな感じのデザインものパッケージもありますが、現在でもほぼ同じデザインで販売されている製品もあるようです。

植物の写真が印刷された石鹸(右下)は、トゥラシー(サンスクリット名。ヒンディー語・ベンガル語ではトゥルシー)という植物を取り入れたハーバル・ソープで、石鹸の色は緑色。ケーララ州コーラムの会社の製品です。西岡直樹著『インド花綴り――印度植物誌』(木犀社、1994年)(インドの植物の宗教的意味や薬効などが詳しく述べられています)によれば、トゥラシーはヒンドゥー教ではもっとも神聖な植物の一つで、ヴィシュヌ神の妃ラクシュミーの化身と考えられており、家の庭や寺院にこのトゥラシーが植えられます。和名はカミメボウキ(シソ科)といい、英語でsacred basilといいます。葉の精油は去痰、消毒、虫よけになるなど、薬用にも用途が広く、以前インドの方が、トゥラシーでできたお数珠を下さった際に、「トゥラシーは身体にとても良い」と仰っていたことを思い出します。

マイソール・サンダルの石鹸(左上2つ、左下端)にはサンダルウッドすなわちビャクダン(ビャクダン科)のオイルが使用されています。ビャクダンの主産地は南インドのマイソール地方(カルナータカ州)です。ビャクダンには冷やす作用があると言われています。その香りもよく、医薬的にも用途が広い。「ゴールド」のパッケージは高級感を醸し出しています。この石鹸はクリーム色です。

石鹸ではありませんが、右上の女性のモデルのものは、茶色のパウダー状(漢方薬のよう)のアーユルヴェーダ・ヘアケア製品です。シャンプーと書いてあるものの、泡は出ず、水に湿らせて、髪にすりこむようにして使います。アームラーやシカカイなどいくつかの薬草(果実)が入っています。アームラー(サンスクリット語ではアーマラカイ、アーマラキー、日本名はアンマロク、トウダイグサ科)は、アーユルヴェーダのトリ・パラ(三果混合薬)の一つとして薬効が高く、また、レモンの20倍のビタミンCを含有しているそうです。シカカイ(アカシアの一種)はインドで伝統的にヘアケアに使われてきており、このシャンプーをしばらく使用していたとき、ボリューム感が出て、私の髪には比較的合っていたようです。

ちょっと変わったところで、ヨーガ行者になれそうな(?)Yogi Soapという石鹸もありました。ケーララ州コチ(コーチン)の会社の製品です。この石鹸には、トゥラシー(前述)とともに、ニームが入っています。ニームの和名はインドセンダン(センダン科)で、苦味を特徴としています。ニームの小枝は朝の歯磨きに使われ、また、その木陰は体に精気をつけると考えられています。さらに、ニームには悪霊や魔物を寄せ付けない力があるとも考えられていて、トゥラシーとニームのダブル効果が、ヨーガ行者の心身をパワーアップしてくれそうです。

チャンドリカ(右下2つ目)や、その隣の水色と赤のパッケージの石鹸は、アーユルヴェーダ石鹸と記してあるものの、中身は不明。チャンドリカは濃い緑色でかなり強烈な匂い…。インドで使用しているときには気にならない香りも、日本で使うとなると少し躊躇してしまうほどに、どの石鹸も強い香りをいまだに放っています。

2013年4月16日
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